月の歌 / THE MOON WOLF


「夜」って場所を探し続けてた
「孤独」の源にトドメを刺したかった
たれ流す明日をブッ壊したかった


街角に住む狼は居場所が無くなって
ノイズまじりの水を吸い取る花
アスファストは厚くなった

流星群の行き着くとこは
潮騒の海原
誰も手の届かないとこ
きっとそこで眠るのだろう

月の歌が聞こえる
最後の子守り歌
堕ちゆく早さは眠りに落ちるスピード
俺たちにたどり着く場所なんて無いのさ


地球を宝石にした指輪を
君の指にはめるから月に行くんだ
首都高から月軌道に乗って

命と引き換えに買える
天国はいらない
作られた平和と偽りの金
そんなもんに踊らされて

月の歌が聞こえる
俺たちはもう行くぜ
最後に見たのはビルに写る星
俺はあの子と帰る場所を探してる